※2022年5月に新しく更新しました!こんにちは。スタッフの渡辺です。
あっという間に2月に入りました。皆様、いかがお過ごしですか。
今日は組格子のお手入れ方法のお話しです。
組格子は天然木を使用している為、大事に使用して頂ければ末長くご利用いただけます。
例えば、革の製品など使えば使うほど時間が経つにつれて味がでてくる、と言いますよね。
天然木も同様にしっかりとお手入れをしてあげると段々と色味が変わっていく、経年変化をお楽しみ頂けます。
これも無垢の木材だからこそ楽しめるポイントの一つです。
1.スーパーで手に入る、ちょっと楽しいお手入れ方法
【準備するもの】
・輪ゴム
・布切れ
・生クルミ
クルミ!?と思われた方も多いかと思いますが、生のクルミからはちょうどよい油が出てくれます。
生クルミはスーパーマーケットで購入することが出来ます。
※ローストをされている、クルミもありますのでご不安な方は店員さんへご確認をお願いします。
布切れは古くなった手ぬぐいやガーゼでも大丈夫です。出来る限り、毛羽立ちの少ない布をお選びください。
生クルミひとかけらが包める程度に切って使います。てるてる坊主のようなかたち。
包んだ生クルミを叩いて砕きます。
クルミが砕ければ、叩くものはなんでもOKです。
数回叩くと、すぐに油がにじみ出てきます。
指で揉み、さらに細かくして油を出します。
布に油がよくにじみ出てきたら、木の表面に布をあて、優しく油を塗っていきます。
油が大量に付いてしまったり、滴り落ちるほどになってしまったら、乾いた布でふき取ってください。
逆に油が足りないなぁと思ったら、輪ゴムを取り生クルミを足してください。
塗り終わったら、風通しの良いところで乾かします。
丸一日乾かして様子を見てください。手で触れてみてサラサラした状態になったらOKです。
※胡桃油は可燃性のため、手入れに使った布はその都度廃棄してください。
2.ホームセンターで手に入る、こだわりのお手入れ方法
【準備するもの】
・蜜蝋(ワックスコーナーや塗装コーナーに置いてあることが多いです。)
・スポンジ(おすすめはボロボロしないもの)
・布切れ
スポンジに蜜蝋を馴染ませ、優しく木の表面を塗っていきます。
![コラム](../img/column/2022/0507_2.jpeg)
蜜蝋は少し少ないかな?と思うくらいの量で十分伸びて馴染んでいきます。
蜜蝋が大量に付いてしまったり、溝などに溜まってしまっていたら
乾いた布でふき取ってください。
![コラム](../img/column/2022/0507_3.jpeg)
塗り終わったら、風通しの良いところで乾かします。
丸一日乾かして様子を見てください。
手で触れてみてサラサラした状態になったらOKです。
お手入れの目安は、半年〜一年に一度。
もちろん気になったら。ちょっと手入れをしたいな。そんなタイミングで大丈夫です。
時の流れを感じることのできる無垢の木材。
愛着が湧く、手に取ってくれた方の大切なモノになってほしい。
だからこそ、素材は無垢の木材を選びました。
大切に使っていただけたら、私たちも本当に嬉しいです。
お手入れ方法についてご不明点やご不安なことがあれば、お気軽にご連絡ください。
以上、お手入れのご紹介でした。
渡辺